浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

1848・49年革命史料のデジタル化プロジェクト――ドイツ連邦文書館のプレスリリース

 およそ3ヵ月前、2023年5月15日のプレスリリースですが、ドイツ連邦文書館が1848・49年革命の175周年を機に、同館が所蔵する1848・49年革命史料を、今年中にすべてオンラインで閲覧できるようにすると発表しました。

 

 

 あわせて500万枚に及ぶもので、すでにその半分はオンラインで閲覧できており、残りの半分について今年中に同様に利用できるようにするそうです。

 この史料には、ドイツ国民議会および委員会の議事録(Bestand DB 51)ならびに各省関係史料(DB 53など)が含まれます。

 手稿史料について活字化して読みやすくするとのことです。そのために、現在、植民地関連文書や索引カードの読み込みにAI技術を投入して試験しているそうです。そこには、将来的に多種多様な手稿史料の読解を支援できるようにする目的があるとのことです。