かなり以前のニュースですが、2023年9月11日にドイツ連邦文書館のプレスリリースで、ドイツ連邦憲法裁判所に関する、1951年の創設から1990年までの期間の訴訟資料が利用可能になったことが発表されました。
その訴訟関連文書は、訴訟手続文書、別冊、手稿、付録からなり、裁判所の作業手順から決定まで詳細に閲覧できるとのことです。その件数は11万件で、2016年に開始されたこのプロジェクトを通じて、ようやくファイルの査定を終え、公開にいたったと述べられています。
たとえば、1950年代・60年代の判事の手稿について指摘され、なかでもドイツ憲法裁判所の最初の女性判事である、エルナ・シェフラーによる男女の同権を目指した資料にその尽力が明確になると紹介されています。