浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

ドイツ連邦文書館が所蔵するカール・マルクスおよびフリードリヒ・エンゲルス関連資料についてのヴァーチャル展示

 ドイツ連邦文書館ウェブサイトで、同館所蔵のドイツ民主共和国時代の政党・大衆組織関連文書から、カール・マルクスおよびフリードリヒ・エンゲルス関連史料を紹介するヴァーチャル展示があることを知りました。

 

 

 図像・文書合わせて20点が掲載されています。

 背景説明では、マルクス・エンゲルス全集MEGA版編集に際して、マルクスエンゲルスおよびその家族が遺した史料がドイツ民主共和国時代にドイツ社会主義統一党の党中央文書館に集められたと指摘されています。

 この収集物には、マルクスレーニン主義研究所が寄贈された、もしくはオークションおよび私人から購入したものが含まれており、とくに個人記録の写真、通信、学術向け・一般メディア向けの手稿、さらに国際労働運動の政治活動の際に作成された史料が含まれているとのことです。

 そのほか関連史料として、文書整理番号 RY 2(共産主義者同盟)、RY 3(国際労働者協会)、さらに個人の遺稿史料として、アウグスト・ベーベル(NY4022)、ヴィルヘルム・リープクネヒト(NY4034)、カール・カウツキー(NY4055)、フランツ・メーリング(NY4043)、ユリウス・モッテラー(NY4012)、クルト・アイスナー(NY4060)が列挙されています。