浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

ドイツ連邦文書館所蔵のドイツ植民地主義関連史料について

 ドイツ連邦文書館は、同館に所蔵されているドイツ植民地主義の歴史に関する史料のデジタル化を進めています。これに関連して、以下のようなページにたどりつきました。

 

 

 タイトルは「境界遠征と民族虐殺――植民地史にかんする史料」というものです。「境界遠征(Grenzexpedition)」は、見慣れない言葉ですね。地図上のアフリカ分割を実際に確定するための実地調査・軍事行動をともなう遠征を意味するのでしょう。

 ドイツ連邦文書館は植民地省(R 1001)のほか、膠州湾租借地に関連する帝国海軍省(RM 3)および「膠州保護領総督府(RM 16)をデジタル化しているとのことです。

 史料のデジタル化に先行して、カメルーンなど各地の植民地当局の史料、ニューギニア会社や植民地省長官を務めたヴィルヘルム・ゾルフの個人史料などのオンライン目録の作成・公開も進んでいます。

 

 このページには、これまでのヴァーチャル展示企画など、関連する取り組みについての様々なリンクが貼られています。いずれ順にチェックしていきたいです。