浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

ザールラントの女性ジェンダー図書館と文書館について

 ザールラントに文書館が併設されている女性ジェンダー図書館があることを知りました。こちらがホームページへのリンクです。

 

 

 こちらが図書館のページです。

 

 

 学術的な女性・ジェンダー研究、フェミニズムおよび女性政策の実践の場ということです。所蔵する書籍・雑誌は15,000点以上で、かつデータバンクでの検索可能な件数は29,000件とのことです。また、あらゆる文献が META でオンライン検索できるとも説明されています。METAについてはこのブログで紹介しましたね。

 

 

 また、雑誌のうち316誌は Zeitschritendatenbank (ZDB) で確認できるとのことです。その316誌についてのリンクもあります。

 

 

 次に文書館のページを訪れてみましょう。リンクはこちらです。

 

 

  こちらの解説では、ザールラントでの女性(運動)史および女性政策に関わる問題についての、文書類、ポスター、チラシ、バッジ、音声、映像資料が所蔵されているとのことです。

 とくにザールラントの女性誌 Charme、Lila Distel、donnawetter のすべてがデジタル化されオンラインで閲覧可能とのことです。また、この文書館では、データバンク検索システムである FAUST で調査できるほか、META-Katalogおよびデジタルドイツ女性アーカイブでも一部が検索できるとも説明されています。

 また、ザールラントの女性政治家・著述家・芸術家・学者・歴史的人物についてのデータが Datenbank BIOGRAFIA のなかで収集・整理されているといいます。そのほか地域行政・政党・組合関係の文書も収集されているとのことです。

 

【2023年5月2日追記】

 ドイツ文書館総合ポータルサイトArchivportal-Dの「文書館の自己紹介」という取り組みのなかで、2023年3月13日、ここで取り上げた文書館が掲載されました。ここに追記しておきます。