2021年6月4日、西部ドイツ放送(Westdeutscher Rundfunk, WDR)のウェブサイトに「黒人でありドイツ人――アフリカ系ドイツ人の歴史」と題された記事が掲載されました。
この記事は、同じタイトルの短編歴史ドキュメンタリーを紹介したものです。ARD放送で放映されたようですが、ドイツ公共放送YouTubeチャンネル hrfernsehen でも、5月26日に掲載されています。リンクを貼っておきます。
WDRに掲載された記事は短いものですが、すでにドイツにアフリカ系の人びとが数世代にわたって暮らしてきたこと、例えばベルリン女性 Adenaa Adomako さんは第5世代にあたること、そしてアフロ=ドイツ文化をと関わっていることが紹介されています。
また、1980年代に出版された "Farbe bekennen"(肌の色を告白する)がアフロ=ドイツ運動の古典となり、それによって自ら主体として声、そして政治的な声をもったと評されています。
そして、短編ドキュメンタリーでは、多くの活動家、学者、サッカーのドイツ代表選手、ナチ時代の証言者、あるいはネオナチに殺害された Amadeu Antonioの友人の声が紹介されているとのことです。