浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

第二次世界大戦後のハンブルク女性運動関係資料収集・デジタル化プロジェクト――Hamburger Frauenringなど

 2021年10月8日、デジタルドイツ女性アーカイブ(Digitales Deutsches Frauenarchiv)のウェブサイトで、同機関が研究助成を行い、ハンブルク女性市文書館(Frauenstadtarchiv Hamburg、FSA)が推進するプロジェクトを紹介する記事が掲載されました。プロジェクトの内容は、第二次世界大戦後のハンブルクにおける女性運動関係資料を整理・保存するものです。

 

 

 すこし記事の内容を紹介します。

 第二次世界大戦後に、数多くの女性組織がハンブルクで設立されました。そのうちの最初の組織の一つが、1946年に設立されたハンブルク女性リング(Hamburger Frauenring)です。その設立当初から、この団体はハンブルク市で女性の利益を代表することを課題としていました。そして、さらに様々な協会が後に続き、1949年にハンブルク女性組織作業共同体(Arbeitsgemeinschaft Hamburger Frauenorganisation、ahf)に結集しました。とくに、女性の自立を可能にすることが共通の関心にあったと指摘されています。

 

 DDFの助成プロジェクトによって、ハンブルク女性市文書館は、このハンブルク女性リングとahfの関係資料を収集し、一部はデジタル化しているとのことです。詳細は上のリンク先をご覧ください。