浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

現代ドイツ労働法とナチ期との連続性について――ドイチュラントフンクより

 2021年12月14日、ドイチュラントフンクより「ハンス・カール・ニッパーダイの家父長主義的労働法――企業家に心服する」というタイトルの記事と録音放送が掲載されました。

 

 

 リード文を紹介します。

 

 ハンス・カール・ニッパーダイは、ナチ期の指導的な労働法学者であり、1954年から1963年までドイツ連邦共和国の連邦労働裁判所の長の地位にありました。その彼は、今日までドイツ労働法の制限的な性格を生んだとあります。とくに、政治的なストライキを禁止し、従業員に忠誠を義務づけ、内部告発者をほとんど守らない点が挙げられています。

 

 ナチ期との連続性というテーマですね。気になります。