浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

女性の権利・平和運動家マリアンネ・コンツェへのインタビュー動画――ローザ・ルクセンブルク財団ウェブサイトより

 2022年5月13日に撮影されたマリアンネ・コンツェさんへのインタビュー動画がローザ・ルクセンブルク財団ウェブサイトで公開されています。

 

 

 YouTubeでのインタビュー動画へのリンクと彼女の人生についての簡単な解説が掲載されています。

 

 1929年にテューリンゲンの労働者階級の家に生まれ、マリアンネ・コンツェさんは、ナチ体制と戦争を経験したのち、家族とともにドイツ民主共和国の建設に参加しました。ローザ・ルクセンブルク学校でコークス労働者・労働組合員ローベルト・コンツェさんと知り合い、1950年代初頭に彼のいるルール地域へ移動しました。そこで、ドイツ共産党の非合法化によって、夫のローベルトは逮捕され、自らも監視対象となりました。彼女は民主主義女性同盟と西ドイツ女性平和運動で活動し、1968年にドイツ共産党が再建されると、同党の平和政策を発展させるとともに、フェミニズムの活動にも関与しました。

 

 インタビュー動画には、当時の写真を加えた背景の説明がついており、1950年代・60年代当時の女性運動・平和運動の雰囲気が分かります。