浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

オルガ・ベナリオ・プレステスについて

 フェアブレッヒャー出版社の近刊書『オルガ・ベナリオ・プレステス――伝記的アプローチ』を紹介します。

 

 

 出版社の本紹介ページの冒頭部分を紹介します。

 ゲスターポ文書の公開によって、オルガ・ベナリオ・プレステスについての新しい史料が分析できるようになりました。彼女が政治闘争を開始し、ソ連とブラジルに滞在、その後妊娠中にナチ・ドイツへ移送され、そして1942年にT4殺害施設ベルンブルク(T4-Tötungsanstalt Bernburg)で死を迎えました。収監されていた間、彼女の義母および義理の兄弟が釈放を働きかけるために国際的なキャンペーンを行いました。そして、収監中に誕生した娘アニータ――本書の著者――を祖母のもとへ送ることができたとのことです。

 

 原著はポルトガル語で、ローザ・ルクセンブルク財団の助成を受けて、ドイツ語訳されました。