ブラック・ライブズ・マター運動を背景に、ヨーロッパ在住のアフリカ系の人びとの社会運動の歴史を振り返る試みをよく目にします。
その事例の一つとして、1988年から1990年まで刊行された、『アフレケーテ――アフリカ系ドイツ人および黒人女性のための新聞』を紹介するSNSに触れることがありました。
この新聞についての簡単な解説はこちらをどうぞ。
上記によれば、アフリカ系ドイツ人女性のためのコミュニティ雑誌として、文学、催し案内、詩、エッセイ、雑報が掲載されました。米国詩人で黒人フェミニスト、またレズビアンでもあったオードリー・ロード（Audre Lorde）さんの影響を強く受け、この雑誌を発行した団体 ADEFRA（Schwareze deutsche Frauen und Schwareze Frauen in Deutschland）の設立に重要な役割を果たしたとのことです。この雑誌は、黒人（レズビアン）ドイツ人女性の視点で書かれ、彼女たちが自ら互いにエンパワーメントしあうものだったと説明されています。
この雑誌の書誌情報については、以下をどうぞ。
