浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

ローザ・ルクセンブルクを支えた社会主義者マティルデ・ヤーコプ――WDRより

 2023年3月8日、WDR(Westdeutscher Rundfunk、西部ドイツ放送)のウェブサイトより、「社会主義者マティルデ・ヤーコプ(Mathilde Jacob, Sozialistin)」というポッドキャスト番組が配信されました。

 

 

 1873年3月8日のマティルデ・ヤーコプの誕生日に合わせた放送です。フリードリヒ・エーベルト財団のSNSによれば、マティルデ・ヤーコプはローザ・ルクセンブルクの秘書であり、殺害された際の彼女の遺体を同定する役目を果たさなければなりませんでした。ナチ支配下で、彼女は、1942年、テレージエンシュタットに移送され、翌年、亡くなりました。

 ローザ・ルクセンブルクのような歴史に名を残すような人物を支えた人びとにも目を向ける取り組みだと思います。

 

 フリードリヒ・エーベルト財団によるヤーコプ・マティルデの紹介については、こちら。

 

 

 タイトルは「私の最愛のマティルデ!」で、1915年以降、ローザ・ルクセンブルクが獄中からマティルデ・ヤーコプへ送った手紙の呼びかけが引用されています。

 

 以前、このブログでも、ベルリンの「躓きの石」について紹介した際に、彼女について取り上げました。関心のある方はどうぞ。