ウィーンで刊行されている左派系評論誌『ターゲブーフ(Tagebuch、日記・日誌の意)』のホームページにあるブログ欄に、「サバルタンと歴史の解放」というタイトルの記事が掲載されました。
4月28日にインドのサバルタン研究で著名なマルクス主義歴史家ラナジット・グハが亡くなったことをうけて、彼の研究の意義を振り返るものです。読了目安は6分。
大学院時代に、岩波書店から刊行された、R・グハ、G・パーンデー、P・チャタジー、G・スピヴァック『サバルタンの歴史――インド史の脱構築』(竹中千春訳)で勉強しました。
100歳を迎える直前に亡くなったそうです。上記の記事は、ドイツ語圏の反響の一例になると思いますが、サバルタン研究の世界的な影響を確認できます。