浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

ドイツ民主共和国の女性作家を新/再発見する――デジタルドイツ女性アーカイブより

 少し前の記事ですが、2023年12月22日と29日に、デジタルドイツ女性アーカイブのホームぺージに、ドイツ民主共和国時代の3人の女性作家を紹介する記事が相次いで掲載されました。以下にリンクを貼っておきます。

 

 

 ドイツ民主共和国は「読書の国」と自らを表現しており、文学に高い価値が置かれていたとのことです。

 1965年の国家による文化芸術統制の強まりと1968年のプラハの春の弾圧以降、検閲に直面した女性作家たちは、それ以前の作品と距離をとる一方で、より女性作家としての、そして女性としての自己解放をテーマにした作品を書くようになったと説明されています。その代表的作家として、ブリギッテ・ライマン(Brigitte Reimann)、マクシー・ヴァンダー(Maxie Wander)、イルムトラウト・モルグナー(Irmtraud Morgner)が紹介されています。

 後者の記事には、ポッドキャストと関連する資料や論説へのリンクが貼られています。面白そうなテーマだと思いました。