2024年3月10日、ドイツの公共放送局ドイチュラントフンクのラジオ放送劇のコーナーに、アネッテ・クフナー作 "Keine Namen, niemand(誰もが名もなき人びと)"というドキュメンタリー作品が放送されました。83分5秒です。
このドキュメンタリー作品の舞台は、ヴェストファーレンの一地区ノルトフィーアテルです。そこで200年もの間、シンティの人びとは、ほかの村人とも違いがほとんど分からないほどになじんで生活していました。しかし、ナチ期にその人口の半分がアウシュヴィッツ絶滅収容所に送られることになりました。
本作への批評が以下に掲載されています。
アウシュヴィッツに送られた139人のうち、戻ったのはわずか11人でした。批評では、この作品がドイツの記憶文化に欠けているものとその問題を扱っていると述べられています。