浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

ハンブルクのフェミニズム運動――女性教育センター"Denk-T-Räume"

 デジタル・ドイツ女性アーカイブのウェブサイトをみていたところ、ハンブルクの女性教育センターについての紹介論説にたどり着きました。*1

 女性教育センター"Denk-T-Räume"(思考T空間)は1981年に設立され、ハンブルクフェミニズム討論の重要な中心の一つだったとのことです。

 「マスカラのコツに代わってフェミニスト的転覆を」から始まる、この論説の著者のヘルガ・ブラウンさんは、この教育センター設立の共同発起人で、1991年までこのセンターに勤めていました。現在は、独立した立場からマルティメディア執筆業を営んでいます。

 この論説は、Denk-T-Räumeの活動について、豊富な図像史料とともに解説したものです。また同センターの活動年表もついており、1980年代ハンブルクの女性政治運動に関心がある人には、とても有益な論説だと思います。

 Denk-T-Räume、現在のウェブサイトではDENKtRÄUMEという名称になっています。こちらからどうぞ。

 "Raum"(空間)の複数形である"Räume"にTを加えて、"Träume"(夢)となります。"Denken"(思考)とも掛け合わせて、フェミニズムを思考し夢を描く討論空間を表現しているのでしょう。

 

*1:2020年6月4日Twitter「あさだしんじ」からツイートした内容を改めたものです。