浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

市庁舎内ウィーン図書館(Wienbibliothek im Rathaus)のデジタル化事業について

  Bib-Link.orgというドイツ語圏の図書館ファンのグループを知りました。*1

 

 

 そのBib-Linkより、市庁舎内ウィーン図書館(ウィーン市庁舎内図書館? Wienbibliothek im Rathaus)が蔵書のデジタル化に力を入れるという情報を知りました。2025年までに50万点の資料をオンラインでアクセスできるようにする、というものです。

 

 元ネタは、2020年6月22日付の以下のウェブ記事です。

 

 

 そこで、Wienbibliothek im Rathausのウェブサイトにアクセスしてみました。

 

 

 現時点でもすごい充実ぶりです。面白いです。

 

 いまのところトップページには、以下の特設ページへのリンクが貼られています。

 

  • Lesesaal der Wünsche(「お望みの閲覧室」、要望があった蔵書のうちデジタル化が済んだものを集めたページ)
  • Adressbücher(住所録)
  • (Stadt-)Geschichte und Ereignisse([都市の]歴史と出来事)
  • Stadtpläne und -karten(都市地図)
  • Orte(場所)
  • Personen(人)
  • Kultur und Literatur(文化・文学)
  • Wirtschaft und Verkehr(経済・交通)
  • Alltagsleben(日常生活)
  • Musik(音楽)
  • Buch- und Verlagswesen(書籍・出版目録類)
  • Stadtverwaltung(都市行政)

 

 たとえば「音楽」のページにいくとFranz Schubertの楽譜、「日常生活」のページにいくと料理本やレシピ集などに簡単にたどり着きます。

 

 ウィーンの都市史に関心がある人には必見のサイトかと思います。

 

*1:2020年6月26日Twitter「あさだしんじ」よりツイートした内容を改めたものです。