浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

1956年、西ドイツにおけるドイツ共産党の非合法化について――ローザ・ルクセンブルク財団より

 ローザ・ルクセンブルク財団のウェブサイトで、以下の資料をみつけました。

 

 

 1956年のドイツ共産党の非合法化についてのブックレットがウェブサイトで公開されました。その短い解説文になります。そのブックレットへのリンクは以下の通りです。

 

 

 1956年8月17日にドイツ連邦憲法裁判所の判決によって、ドイツ共産党は禁止され、公式には組織は解体されました。西ドイツの大都市にあった政党事務所は押収・閉鎖され、多くの幹部が逮捕されたと記述されています。

 1956年の禁止令以前には、8万5000人ほどいた党員は1957年から1960年にかけて1万2000人ほどしか組織できなかったといいます。この論集では、冷戦と司法のナチ時代との連続性を背景とした禁止の前史、そしてその影響についての論考が掲載されています。