浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

東ドイツにとっての体制転換を振り返る――ドイツ連邦政治教育センターより

 2020年9月8日、ドイツ連邦政治教育センター(Bundeszentrale für politische Bildung、bpb)のウェブサイトのコーナー Deutschland Archiv(ドイツ文書館)に、東西ドイツ統一についての論説が掲載されました。

 ここではドイツ民主共和国、つまり東ドイツにとっての体制転換の歴史についての研究動向が紹介されています。

 

 

 この論説はとくに生活世界に注目して整理したもので、勉強になります。著者のケルスティン・ブリュックヴェー氏ほか2名の共同編集者が2020年8月に出版した本の紹介にもなっています。

 

 

 上記の論説には、住宅、学校、市場という3つの事例研究へのリンクも貼られています。

 

 

 体制転換から30年ということで色々なプロジェクトがウェブ上でも散見されます。こちらも関連した論説です。1989年9月4日にライプツィヒで始まった最初の月曜デモについて振り返っています。こちらは2019年8月29日に掲載されました。

 

 

 いずれも経済史の講義にも使ってみたいです。