『エマ・ゴールドマンとロシア革命――賞賛から落胆へ』と題した本のPDF版がただいまオープンアクセスでダウンロードできます。
本書の紹介文では、まずロシア革命が世界中の左翼知識人に歓迎されながらも、そしてその歓喜は長く続かず、落胆・失望へと変化したことが指摘されています。そのうえで、帝政ロシア領であったリトアニアに生まれ、アメリカ合州国で無政府主義者として活動したエマ・ゴールドマンのロシア革命観を問います。
本書では、越境する革命家であり、左翼知識人の思想の転換の一例として、彼女の生涯と思想が分析されています。また、1917年から1920年代初頭までの時期が対象とのことです。