2021年はドイツ帝国創建から150年目です。
ドイツ連邦政治教育センターが発行する雑誌 Aus Politik und Zeitgeschichte (政治と現代史からの意)のなかで、特集号が組まれました。無料ダウンロードできるリンクが以下の紹介ページにあります。"in den Warenkorb" の左端のアイコンをクリックしてください。
そのリード文では、最初のドイツ国民国家が軍国主義と反ユダヤ主義と結びついたものであったこと、しかしまた労働運動・女性運動、そして近代の開始という成果もあったと説明されています。150年を経た現在でも、この帝国と社会秩序の評価は論争的であると指摘されています。
この特集には、以下の4本の論説が収められています。
- Christian Bunnenberg: Eine Möglichkeit von Vielen, S. 4-11
- Siegfried Weichlein: Ein Reich für Alle? S. 12-16
- Christoph Nonn: Hon Helden, Schurken und Sonderwegen, S. 17-24
- Hedwig Richter: Warum sich eine Beschäftigung mit der Reichsgründung heute lohnt, S. 25-29
- Ulrich Pfeil: Versailles und der Deutsch-Französische Krieg von 1870/71, S. 30-37