浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

グローバル史的視角のなかの1933年

 2023年1月20日、ドイツ連邦政治教育センターが発行する雑誌『政治と現代史から(Aus Politik und Zeitgeschichte)』より、「グローバル史的視角のなかの1933年」と題した論説が公表されました。

 

 

 リード文を意訳しますと、ナチ政権の開始は外国では忌避と賞賛の相反する反応をもっていたと言います。そのうえで、すぐにこの新しい権力者はほかの国々のファシストと密接に結びいたこと、その特徴には反共産主義と人種主義があったことが指摘されます。

 読了まで16分とのことですが、まあネイティブでないのでそんな訳にはいかないですね。最後の見出し「人種主義インターナショナル」は、こうしたファシスト同士の連帯を批判する重要なキーワードですね。