浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

脱植民地的法批判と法実践――ドイツ連邦政治教育センターより

 2020年12月に、ドイツ連邦政治教育センター(Bundeszentrale für politische Bildung)より、ポストコロニアル批評の視点から第二次世界大戦後の国際法の展開を検討する論集が出版されました。その紹介、注文、冒頭30頁弱までのPDFへのリンクはこちらになります。

 

 

 2018年1月にベルリンで開催されたシンポジウム "(Post-)Koloniales Unrecht und juristische Interventionen"[(ポスト・)植民地的不正義と法的介入]がもとになった論集です。

 「法の脱植民地化」と題された序章の後に、「(国際)法の脱植民地的読解」と「脱植民地的実践と法の変容」の2部構成になっています。

 同名の本がNomos出版から出版されています。

 

 

 ただし、こちらと比べて、ドイツ連邦政治教育センター版は社会への普及を推進するためのもので格安で販売されています。海外送金のみの支払方法なので、ちょっと面倒ですが。しかし、研究テーマとしてはかなり重なる論集ので、入手しないわけにはいきませんね。