浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

ゾフィー・ショルと「白バラ」について――ドイツ連邦文書館とドイツ連邦政治教育センターより

 今年はナチ支配への抵抗で知られる「白バラ」のメンバーの一人で、1943年2月22日に処刑されたゾフィー・ショルが生まれて100周年。政治的意志を表明する女性を積極的に支える世界的潮流に後押しされて、ドイツ語圏ではゾフィー・ショルを特集する報道が活発になっています。

 ここでは、ドイツ連邦文書館とドイツ連邦政治教育センターのそれぞれの特集へのリンクを貼っておきます。

 

 まず、ドイツ連邦文書館のヴァーチャル展示「ゾフィー・ショルとハンス・ショル、1943年2月22日の死刑宣告」です。こちらは処刑された年より70年目にあたる2013年に企画されたものです。同館のSNSゾフィー・ショル生誕100年にあわせて、この情報が再発信されました。

 

 

 ハンスとゾフィーの二人の写真、ゾフィーより当時の恋人フリッツ・ハルトナーゲル宛の手紙、「白バラ」のチラシ、ミュンヘン国家警察局より国家保安本部および全ドイツ南部国家警察局宛の回状、ヤーコプ・シュミットの尋問調書、ゾフィー・ショルの被疑者尋問調書、ゲスターポの報告書、フリッツよりゾフィーへの手紙、ゾフィー・ショルの大学除籍通知など、多くの史料が展示されています。

 

 ドイツ連邦政治教育センターの特集サイトへのリンクはこちらです。

 

 

 チラシ、尋問記録、メンバーの経歴、裁判、映画それぞれに焦点を合わせた論説が掲載されています。