ドイツのルール博物館(Ruhr Museum)で、2021年10月31日まで、1961年に締結された西ドイツ・トルコ間二国間協定(労働者募集協定)60周年を機に、写真展が開催されています。
展示された写真は、トルコの著名な写真家エルグン・チャガタイ氏(1937-2018年)によるものです。博物館の企画紹介文によれば、1990年に撮影された120点の写真は、いわゆる「ガストアルバイター」の第1世代・第2世代のルポルタージュになっているとのことです。
リンク先から多くの写真をみることができますし、また映像も視聴できます。
「ガストアルバイター」については色々な研究がすでに日本語でも読めますが、ひとまず独立行政法人労働政策研究・研修機構のウェブサイトに掲載されている記事「50年後のガストアルバイター――WSI調査」(2014年12月)をどうぞ。
【2021年12月1日追記】
上記の二国間協定60周年を記念して、ドイツ各地の博物館で関連する展示会が開催されています。いくつかの例を指摘しつつ、ブレーメンのフォッケ博物館で開催された展示会の記録集が出版されました。それを紹介した記事がローザ・ルクセンブルク財団のウェブサイトに掲載されています。