浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

IALHI(労働史研究機関国際協会)よりロシア人権団体「メモリアル」閉鎖の危機を憂慮する声明

 このブログでは、以前にIALHI(International Association of Labour History Institutions、労働史研究機関国際協会)について紹介しました。

 

 2021年11月15日、この協会のウェブサイトに、ロシア人権団体「メモリアル(Memorial)」(モスクワ)が最高裁の法的手続きによる閉鎖の危機に直面していることを憂慮する声明が掲載されました。

 

 

 この声明では、メモリアルがIALHIの重要なメンバーであり、またその存続がロシアの社会・政治史の関心を持たれていない資料・記録の維持に決定的に重要であると訴えています。そして、メモリアルの史料群と図書館資源はロシアの研究者と国際的な研究者コミュニティに歴史研究にとって不可欠な、特質すべき情報を与えていると指摘しています。そのうえで、IALHIはメモリアルがその不可欠な仕事を続けられるような解決を強く求めています。

 

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【2022年1月4日追記】

 2021年12月12日、Geschichte der Gegenwart(現在の歴史)のウェブサイトに、音声つきで関連論説が掲載されました。リンク先はこちら。