浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

神聖ローマ帝国の帝室裁判所についてのヴァーチャル展示――ドイツ連邦文書館より

 Reichskammergericht は、帝国最高法院もしくは帝室裁判所と訳されますが、ドイツ連邦文書館ウェブサイトに、それについての同館所蔵史料を紹介するヴァーチャル展示があることを知りました。

 

 

 背景説明では、1495年のヴォルムス帝国議会で広範に及ぶ改革が決議されたこと、そこに「永久ラント平和令」が含まれ、フェーデ権(Fehderecht)が禁止され、何人も神聖ローマ帝国臣民に対して暴力に訴えることが認められなくなった、と説明されています。領内の平和を保障し、犯罪に対して法的に訴追できるようにするため、同年に帝室裁判所が設立されました。1806年に「ドイツ国民の神聖ローマ帝国」が解体するまで、最上級審でした。

 

 図像・文字資料合わせて15点が掲載されています。

 

 関心のある方は、以下の解説もどうぞ。