浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

植民地主義・帝国主義|一般

「反ファシズム小史」について――スミソニアン・マガジン誌のウェブサイトより

ローザ・ルクセンブルク財団からの情報で、2020年6月24日、『スミソニアン・マガジン(Smithsonian Magazine)』という雑誌のウェブサイトに、「反ファシズム小史」と題した論説が掲載されましたことを知りました。 James Stout, A Brief History of Anti-Fa…

「帰ってきたドイツ労働史」――GLHAについて

ドイツ労働史協会(German Labour History Association)、略称GLHAという団体を知りました。2017年2月に設立された団体で、労働史・労働運動史についての研究、発表、記録、教育事業および社会運動の促進を目的としています。ホームページはこちらからどう…

ウォルター・ロドニー――2020年6月13日Daily Radical History「今日は何の日」に寄せて

南北問題・従属理論に関心のある人であれば、ウォルター・ロドニー(Walter Rodney)の名前を聞いたことがあるでしょう。*1 Daily Radical Historyのツイートで、6月13日は1980年にガイアナ共和国歴史家・活動家ウォルター・ロドニーが首都ジョージタウンで…

ホロコーストとBlack History Matters――ノイエンガメ強制収容所記念館より(2020年8月18日更新)

はじめに Anton de Komについて はじめに ハンブルク近郊にナチのホロコーストを追悼・記録・検証する施設、ノイエンガメ強制収容所記念館があります。*1 同施設のウェブサイトはとても充実しています。そして同時に、SNSによる発信も積極的に行われています…

バスティオン・ポイント――ニュージーランドのマオリの歴史に関連して

ドイツ植民地主義を研究する立場から、オセアニア地域での先住民権利回復運動に関する歴史についても、関心をもっています。 Working Class Historyより、労働運動史にとって「今日は何の日」という情報が発信されていますが、2020年5月25日には、先住民関連…