浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

K・アイスナー、W・ラーテナウほか遺稿史料のオンライン化――ドイツ連邦文書館ヴァイマル共和国史料ポータル

 ドイツ連邦文書館には、ヴァイマル共和国史ポータルサイトがあります。こちらからどうぞ。*1

 各地のドイツ連邦文書館文書館員がプロジェクトグループ「ヴァイマル――最初のドイツ民主政(Weimar - Die erste deutsche Demokratie)」を組織して、そのグループがこのポータルサイトの運営を担っています。

 このプロジェクトの過程で、さまざまな所蔵史料からすでに12,000件の史料がデジタル化され、多くがオンライン化されているとのことです。

 2020年5月29日、このブログに10人の遺稿がオンライン化されたとの情報が掲載されました。

 その10名と史料番号は以下の通りです。上記のブログのページからリンクが貼ってあります。

  • N 1015 Nachlass Bernhard Schwertfeger
  • N 1020 Nachlass Friedrich von Payer
  • N 1022 Nachlass Max Bauer
  • N 1048 Nachlass Walther Rathenau
  • N 2178 Nachlass Paul Löbe
  • NY 4004 Nachlass Johann Knief
  • NY 4035 Nachlass Waldemar Papst
  • NY 4060 Nachlass Kurt Eisner
  • NY 4131 Nachlass Emil Eichhorn
  • NY 4178 Nachlass Erika und Albert Buchmann
  • NY 4251 Nachlass Wilhelm Eildermann

 クルト・アイスナーやヴァルター・ラーテナウなど重要人物が並んでいます。そのほかにも以下の2名がすでに全部ないし一部オンライン化されているとのことです。

  • N 1027 Nachlass Eduard David
  • N 1046 Nachlass Gustav Noske

 すごいですね。このタイプの史料もオンラインで閲覧できるようになるなんて。ドイツ連邦文書館に通い始めた2000年代初頭には、ちょっと想像できなかったです。

*1:2020年6月15日Twitter「あさだしんじ」のツイートを改めたものです。