浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

「ヴァイマルに対する暴力」――現代史オンラインのメディア・展示プロジェクト

 2021年8月24日、「現代史オンライン(zeitgeschichte | online)」のホームページに、「ヴァイマルに対する暴力」というメディア・展示プロジェクトについての紹介論説が掲載されました。

 

 

 ヴァイマル共和国と現在のドイツ連邦共和国には、多くの違いがあるものの、とくに新型コロナ感染拡大によって社会の分断の深まりがいっそう感じられると指摘されています。語りえないことの境界がここ数年にずらされ、「他者」に対する過激な言葉が恐ろしい帰結をもたらしているか、あるいは少なくともそれが織り込み済みになっていると現状を批判的にみています。

 さまざまなメディアと関係団体とともに、ヴァイマル共和国における政治家への暴力、つまりマティアス・エルツベルガー元蔵相の殺害(1921年8月26日)とヴァルター・ラーテナウ外相の暗殺(1922年6月24日)に焦点を合わせた企画とのことです。

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