浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

権威主義と対抗戦略に関する国際研究グループについて――ローザ・ルクセンブルク財団

 2020年8月、ローザ・ルクセンブルク財団に新しい研究グループが発足したとの知らせを目にしました。

 

 

 ”About us” をみると、ローザ・ルクセンブルク財団のイニシアチブで「グローバル・サウス」から15名以上の研究者・活動家が集まって、右翼の興隆と左翼からの戦略的対応について共有・交流することを目的としていることがわかります。「権威主義的資本主義(authoritarian capitalism)」という文言は興味深く感じました。

 現在、力を入れている特集は、「COVID-19の時代の権威主義――グローバル・サウスからの視点」です。ラテンアメリカ、アジア、アフリカ各地からのレポートが掲載されています。

 

 

 この研究グループは、主にポスドクが中心です。新しい世代の権威主義研究となるでしょう。