ドイツの日常史研究のジャーナルといえば、WerkstattGeschichteですが、その2023年9月に公刊された第88号の特集は、"reden über geld"(お金について語る)です。リンクを貼っておきます。
趣旨文の書き出しでは、「人はお金について語らない」という格言が過去をみれば、幻想だとわかると始まります。お金は基本的に対人コミュニケーションのタブーのテーマではなく、その逆にお金について語ることで、このことは意味を積み重ねるといいます。
この特集とは別に、日本の歴博について、トルステン・ヴェーバーさんによる「国民史としての多様性」というタイトルの展示会批評も掲載されています。