このブログで、なんどかローザ・ルクセンブルク財団による「新しいデジタル教育プラットフォーム」を謳う、L!NXというウェブサイトを紹介してきました。*1
今回は、「右翼に抗する労働闘争」というシリーズに掲載されたチリに関する記事へのリンクを貼っておきます。
リード文を要約します。
2019年にチリで史上最大規模の蜂起が生じた。それに対してピニェラ大統領下の右派政権は軍事的抑圧をもって応えた。抗議のピークは大規模なゼネストに至り、憲法改正を問う国民投票への道を開いたという内容から始まります。
2022年9月4日の国民投票では、新憲法草案は否決されましたが、新憲法評議会で議論された作成された新憲法草案が2023年12月17日に国民投票で問われる予定です。
この記事では、新自由主義の模範生としてのチリの歴史、つまり、1973-1989年までの極右の軍事独裁政権に新自由主義政策が導入され、それは1990年以降の権威主義的な民主制のもとで深化したことが指摘されています。その結果として、2017年に人口の77.5%が貧困もしくは貧困状況に脅かされているとのことです。
そのうえで、2019年10月に広がった抗議運動が分かりやすく解説されています。