ダダ、あるいはダダイズムは、戦間期のドイツ社会・文化について取り上げるならば、触れないわけにはいけません。しかし、わたしはほとんど説明できません。
2020年6月30日、ドイシュラントフンク(Deutschlandfunk、インターネット視聴可能な全国ラジオ放送)のウェブサイトで、100年前、つまり1920年6月30日にベルリンで「第1回ダダ国際メッセ」についての記事が掲載されました。リンク先はこちらになります。
記事リード文は、この1920年ベルリン国際ダダ・メッセを「はじめて政治的な動機をもった、挑発的な反芸術を芸術ギャラリーに提示・・・展示は同時代の芸術のマイルストーン」の一つと位置づけています。
ベルリンのダダ運動の芸術家たちは、ドイツの軍国主義、思いやりのない資本主義、市民層の惰性に対して、つまり第一次世界大戦を引き起こした要因であったそれらに対して真剣に闘っていたと指摘しています。
ダダイズムについては、以下の参考書籍への書評記事も見つけました。