浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

アンジェラ・デイヴィスとドイツ民主共和国

 2020年10月16日、中部ドイツ放送(Mitteldeutscher Rundfunk)のウェブサイトに、「アンジェラ・デイヴィス、ドイツ民主共和国における一人の米国人女性」という記事が掲載されました。

 

 

 この記事のリード文には、冷戦という困難な時代に米国人女性アンジェラ・デイヴィスにドイツ民主共和国、すなわち東ドイツから日々、手紙と葉書が寄せられ、連帯を経験したと記しています。

 アメリカ合州国フェミニスト共産主義者であり、公民権運動のために活動したアンジェラ・デイヴィスは、1970年から1972年まで獄中生活を過ごしました。無実であり、釈放されましたが、その間、東ドイツから100万通以上の手紙と葉書を受け取ったとのことです。釈放後、彼女は東ドイツを訪れ、感謝を伝えました。

 この記事ではアンジェラ・デイヴィスと東ドイツとの関わりが紹介されています。

 そのほかドレスデンでの展示会の紹介記事へのリンクが貼られていました。

 

 

 また、2020年10月12日付でドイチェ・ヴェレ(Deutsche Welle)のウェブサイトに関連記事が掲載されました。こちらは英語です。

 

 

 アンジェラ・デイヴィスについては、翻訳書も出版されています。話題になった本ですので、知っていましたが、ここで冷戦期のドイツ現代史とつながるとは思いませんでした。

 

 

 日本語ではこんなサイトの記事もありました。

 

 

【2021年11月26日追記】

 このテーマについての本の書評が Connections に掲載されました。