浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

「報道の自由」について――ベルリンの「見ざる聞かざる言わざる」

 2022年5月3日、「国境なき記者団」による今年度の世界各国の報道の自由度に関するランキングと分析が発表されましたね。

 

 

 先日、ベルリンのポツダム広場を歩いていましたら、「見ざる聞かざる言わざる」をモチーフにしたジャーナリスト団体の広告を見かけました。

 

報道の自由」がなければ「見ざる聞かざる言わざる」
2022年5月13日、ベルリン・ポツダム広場にて(筆者撮影)

 

 ドイツは、昨年度の13位から16位に落ちまして、その原因として、ジャーナリストおよびそのニュースソースを危ぶむ法制度、メディアの多様性の減退、デモの際の暴力が挙げられています。とくに、新型コロナ関連のデモの際に、メディア関係者に対する危険行為とそれへの警察の対応の不十分さが指摘されています。

 

 

 2022年の日本の順位は71位ですね。2010年は11位でしたが。