2021年9月、『ドイツ皇帝のトレジャー・ハンター――オリエントでの略奪遠征』と題した本が、Ch.リンクス社から出版されました。
その書評が、2022年7月13日、『南ドイツ新聞』に掲載されました。タイトルは「トリックと詐欺」です。いかに19世紀末・20世紀初頭の帝国主義の時代に、ドイツの考古学者が当時のオスマン帝国で発掘した古代の遺物・遺産を調達したかが、上記の本を基に紹介されています。
「植民地主義的傲慢さ」が指摘されていますが、ここにも、ベニン・ブロンズなど、植民地主義時代の略奪美術品についての関心の高まりが見て取れます。