浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

ドイツのストライキと移民、1973-2023年――ローザ・ルクセンブルク財団より

 ローザ・ルクセンブルク財団ノルトライン=ヴェストファーレン支局は、2023年8月から10月にかけて、半世紀前からのストライキの過去を振り返る映画鑑賞や討論企画を各地で開催するとのことです。*1

 

 

 企画のテーマは、「『あなたたちの闘いはわれわれの闘いだ』――ストライキ、1973-2023年とその先へ」というものです。

 趣旨を要約します。

 50年前、ドイツでは300以上のいわゆる「山猫ストライキ」が起きた。そのなかでノルトライン=ヴェストファーレン州では、とくに1973年夏にピーアブルク社とフォード社の工場で起きたストライキが記憶に残り続けている。自発的なストライキの多くは男女の移民によって担われ、彼ら・彼女らは日々の人種主義的・性差別的な賃金等級制度にさらされていた。これらの「山猫ストライキ」はドイツ労働総同盟(DGB)の「公式の」労働闘争に影響を及ぼし、総じてドイツ連邦共和国の社会抗争の政治化を導いた。

 

 上記のリンク先には、これまでローザ・ルクセンブルク財団ホームページに掲載された、様々な関連企画がまとめられています。

 

【2023年8月15日追記】

 ローザ・ルクセンブルク財団のウェブサイトに「自発的ストライキと移民の労働闘争」と題したテキスト、映画ほかの資料を紹介するリンク集にたどり着きました。以下にリンクを貼っておきます。

 

 

【2023年10月10日追記】

 2023年8月24日付の日刊紙『ユンゲ・ヴェルト(若い世界)』オンライン版にドイツにおける移民労働者の闘争に関する記事が掲載されました。

 

 

 

【2023年11月6日追記】

 1973年のストライキに関連する記事をいくつか追記しておきます。

 

 

 

 

*1:2023年9月15日に同じリンク先を紹介した記事を書いて、このブログにアップしていたことに気づきました。そちらを削除して、この記事を残します。