浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

ナチズムに関連する「記憶の場」への攻撃に対抗する連帯の呼びかけ――ザクセン州より

 2023年8月22日、ザクセン州のナチズムを対象とする機関、Sächsische Landesarbeitsgemeinschaft Auseinandersetzung mit dem Nationalsozialismus(sLAG、「ザクセン州作業共同体・ナチズムへの取り組み」)が、ナチズムに関わる記念施設への攻撃に対して、「ナチズム記憶の場への攻撃――当該施設との連帯を!」という立場表明を公表しました。

 

 この声明が発表される数週間前から、ドイツ全土でナチ祈念施設、プラカード、野外展示物に、反ユダヤ主義的・人種主義的・同性愛嫌悪的・歴史修正主義的な内容による攻撃があったとのことです。

 いくつかの具体例を挙げるとともに、sLAGは、歴史・政治教育、ナチ犯罪への取り組み、真実を証明する場所と目撃者を保つことが中心的な役割を担うと述べています。