浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

50年前のドイツ労働総同盟の不一致決議について――フリードリヒ・エーベルト財団ブログより

 2023年9月29日に、フリードリヒ・エーベルト財団のブログで、「寛容の限界――ドイツ労働総同盟の不一致決議50年」という記事が掲載されました。

 

 

 リード文では、半世紀前にドイツ労働総同盟と個別の労働組合がいくつかの共産主義組織を排除した不一致決議について言及されています。それは、「赤い10年」の政治的=世代的な対立の表現であったと説明されています。右翼への線引きはあまり問題にならなかったものの、近年、ふたたび議論が高まっていると指摘されています。

 見出しは「最初の不一致決議」、「1950年代におけるドイツ共産党員の除名」、「不一致性の実践」、「問題含みの手続き」、「不一致決議からの方向転換」、「右翼に対する線引き」というものです。

 ドイツ労働組合の政治・社会との関わり方について、現在まで見通した興味深い論説だと思います。