2020年10月1日、日本学術会議候補者6名の任命が内閣総理大臣によって拒否されました。日本学術会議はもとより、各学会・団体・個人が次々と批判しています。わたしもいくつかの取り組みに関わっています。
すでに批判の論点は出そろっていると思います。とくに付け加えることもないのですが、ふと思い立って、この問題を2枚の図にしてみました。
1)本来のあり方
2)現状
どうも「学問の自由」というと、研究者が好き勝手にやっていいと主張していると勘違いされているのでは、と気になっています。
学問的主張は実証に基づき、かつその学問分野内の相互の検証に耐えることができたもののみが認められますし、同時に研究者としての倫理が求められます。研究者自身が自らそれを律すると同時に、それが政治によってねじ曲げられないことが「学問の自由」でしょう。
今後気づいた範囲で、このページに学会・研究会の声明、とくに歴史系の声明のリンク先を貼っていくつもりです。