浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

ドイツ史|経済史

「なぜ今日もエンゲルスを読むべきなのか」――ローザ・ルクセンブルク財団ウェブサイトより

2020年9月4日、ローザ・ルクセンブルク財団ウェブサイトで、「フリードリヒ・エンゲルスなしにマルクス主義はありえない」というタイトルの小論が掲載されました。 Ingar Solty, Kein Marxismus ohne Friedrich Engels: Ein Plädoyer, in: Rosa Luxemburg St…

東ドイツにとっての体制転換を振り返る――ドイツ連邦政治教育センターより

2020年9月8日、ドイツ連邦政治教育センター(Bundeszentrale für politische Bildung、bpb)のウェブサイトのコーナー Deutschland Archiv(ドイツ文書館)に、東西ドイツ統一についての論説が掲載されました。 ここではドイツ民主共和国、つまり東ドイツに…

1970年代西ドイツにおける移民と労働闘争――ローザ・ルクセンブルク財団ウェブサイトより

2020年8月、ローザ・ルクセンブルク財団のウェブサイトに、1970年代西ドイツにおける移民労働者とその闘争に関する論説が掲載されました。 Efsun Kızılay, Migration und Arbeitskämpfe: Ein Blick zurück in die Zeit der «Gastarbeiter*innen» und ihre Kä…

ドイツ革命期労働運動の地域史――現ザクセン=アンハルト州の事例から

2020年7月18日、ローザ=ルクセンブルク財団のウェブサイトに以下の冊子が掲載されました。自由にダウンロードできます。リンク先は以下の紹介ページからどうぞ。 Vincent Streichhahn, Zur Geschichte der Arbeiterbewegung im heutigen Sachsen-Anhalt 191…

1972年BMW工場でのイタリア人労働者によるストライキについて

2020年7月11日、Abendzeitung紙のウェブサイトに、1972年にBMW工場でのイタリア人労働者ストライキを研究したジーモン・ゲーケ(Simon Goeke)さんへのインタビュー記事が掲載されました。 リンク先はこちらになります。 Der BMW-Streik, von dem kaum jeman…

スイスの社会民主主義者・労働運動活動家ロベルト・グリムの旅行記(1902年)

いつもローザ・ルクセンブルク財団からお役立ち情報を入手しています。 社会民主主義者で、20世紀前半にスイスの労働運動の指導的人物であったロベルト・グリム(Robert Grimm、1881年4月16日-1958年3月8日)の旅行記が、ロベルト・グリム協会ウェブサイト…

「帰ってきたドイツ労働史」――GLHAについて

ドイツ労働史協会(German Labour History Association)、略称GLHAという団体を知りました。2017年2月に設立された団体で、労働史・労働運動史についての研究、発表、記録、教育事業および社会運動の促進を目的としています。ホームページはこちらからどう…

ドイツの自転車の歴史に関心のある人に――Netzwerk Fahrrad/Geschichte

以前に、6月3日「自転車の日」に寄せたフリードリヒ・エーベルト財団の自転車関連新聞記事資料について、こちらで紹介しました。 別の機会に、19世紀末のハンブルクの自転車競走路についての研究・刊行プロジェクトに触れる機会がありました。当時の写真つき…

2020年度経済史講義ノート――麻織物ができるまでの参考ウェブ動画資料

経済史の講義を担当しています。毎年、前期に一回はプロト工業化について説明します。*1 今年度は、竹田泉さんの『麻と綿が紡ぐイギリス産業革命』(ミネルヴァ書房、2013年)をもとに、大西洋市場、奴隷制プランテーション、イングランドによるアイルランド…

「自転車の日」に寄せて――フリードリヒ・エーベルト財団より

ドイツ社会民主党系のフリードリヒ・エーベルト財団(Friedrich-Ebert-Stiftung)が6月3日の「自転車の日」に寄せて、ちょっとした情報を提供してくれました。*1 同財団ウェブサイト内のドイツ社会民主党系新聞史料オンラインから「自転車」関連記事を検索す…