浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

L.I.S.A.学術ポータル「ユートピア――歴史学の未来」の試み

 2023年5月9日、ドイツのゲルダ・ヘンケル財団L.I.S.A.学術ポータルで、「ユートピア――歴史学の未来」というテーマへの投稿呼びかけが掲載されました。

 

 

 ドイツ学界をめぐる諸問題について、歴史学の立場から以下の点についての意見を呼びかけるものです。

 

  1. 何がドイツ歴史学の中心的な問題か。あるいは、それゆえに歴史学が現在どの位置にいるのか(形式的な条件および/あるいは内容的な方向に関連づけてよい)。
  2. ドイツ歴史学に際立つものは何か。既存のどの側面が強化されるべきか。
  3. 歴史学のあらゆる未来のうち最良のものはどのようなものか。そして、何らかの制約を受けないとしたら、そこで私たちはどのようなやり方で何をするのか(その未来を "Wünsch-Dir-Was!-Prinzip"、望むままに描いてください)。
  4. 最善の歴史学にあなたは何を立ち上げたいか。なぜそれが現在うまくいかないのか、何を変えなければならないのか。

 

 2023年9月のドイツ歴史家大会までに投稿を呼びかけるとのことです。6月22日までに12本が掲載されています。

 

 面白い試みですね。参考になります。

 

【2023年6月24日追記】

 すみません。タイトルを若干変えました。