2023年5月22日、ドイツ語圏の左派系ジャーナル nd 紙Kollectiveökonomie(協同経済)の欄に、左派社会運動系の書店シュヴァルツェ・リッセ(Schwarze Risse、黒い裂け目、割れ目の意)についてのインタビュー記事が掲載されました。
インタビューをうけた人は、ベンヤミン・シュルツさんで、2020年からベルリン=クロイツベルクのメーリングホーフという社会運動の拠点として有名な場所にある本屋シュヴァルツェ・リッセで働いている方です。
シュルツさんの解説では、33歳の彼はまだ本屋としての修行中とのことです。コレクティヴという言葉がキーワードで、この本屋が1980年に設立されて以来、自治的な本屋、それもベルリンという都市における左派の公共性およびインフラの一部として自己理解するものと述べられています。
もう一つのキーワードは、Schnittstelle(インターフェースの意)でして、工場の組織化のような古典的な組織化ではなく、著者との読書会・討論会を通じて、書き手と、実際に闘争の場にある人びとが出会い、他者の視点から具体的な批判をもって論争することが想定されています。
ほとんどの討論会はポッドキャストで公開されているそうです。以下にリンクを貼っておきます。