浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

ドイツ女性運動を振り返るラジオ番組――南西ドイツ放送より

 2023年5月17日、南西ドイツ放送より、「女性運動――選挙権からフェミニズム外交政策まで」というタイトルのラジオ番組が放送されました。モデレーターとミュンヒェンにある連邦軍大学で近近現代史を担当するヘートヴィヒ・リヒターさんとの対話です(55分)。

 

 

 リード文では、1918年以降、ドイツで女性が選挙権をもったこと、戦後では西ドイツの基本法における同権あるいは結婚相手の男性からの自立を求めて闘わなければならかったこと、さらに1970年代には性の自己決定権をめぐる闘争がフェミニズムによって動機づけられたことが指摘されています。しかし、それでも#MeToo運動が示すように、まだ女性運動はその目標に到達していない、と述べられています。

 

 上記のリンクのページには、女性参政権1920年代の「新しい女性」、主婦と資本主義、クラーラ・ツェトキンなど、関連するテーマについての過去の放送が紹介されています。