2022年3月8日、人文社会科学系研究ブログ・プラットフォームを掲げる Hypotheses というウェブサイトに、「女性と労働組合――繊維衣服産業組合の女性を事例にした労働組合史における新しい視角形成のための論告」というやや長い副題をもつ論説が掲載されました。
冒頭部分では、女性を理由にできることとできないことがあるという主張とつねに立ち向かわされることに、本当に女性としてフラストレーションを抱える、と訴えています。そして、歴史家として、このような主張と立ち向かうなかで、また、労働組合への参与に関わる問題もそうだ、と述べ、本論に入っていきます。
ここでは、20世紀後半におけるドイツのヴェストファーレン州とラインラント地方の繊維・衣服産業が事例として取り上げられます。論説の見出しは、「ドイツ労働組合史叙述への批判」、「繊維・衣服産業の二重の周縁化」、「繊維・衣服産業組合における『ガラスの天井』」です。
関心のある方はどうぞ。