2020年7月20日、ハンブルク現代史研究所(Die Forschungsstelle für Zeitgeschichte in Hamburg)のウェブサイトに、ハインリヒ・ヒムラーの業務日誌(1941・42年)の公刊史料がアップされました。自由にダウンロードできます。
商業利用の際には、ハンブルク現代史研究所の許可が必要との注意書きがあります。
このハンブルク現代史研究所のウェブサイトにはこれまでの出版物についてのフリーダウンロードできるリストがあるのですが、上記の公刊史料についてはまだリンクが貼られていないようで、今はみつかりません。そのリストは以下のページの "hier" をクリックしてください。
ちなみに、この公刊史料を編集作業に名を連ねたミヒャエル・ヴィルト(Michael Wildt)氏は2011年に来日し、ドイツ現代史学会シンポジウム「ドイツ近現代史における市民社会と暴力」で報告しています。
西山暁義氏の問題提起と報告者紹介、そしてそのヴィルト氏の報告を修正・加筆した論考のリンク先は通りです。いずれも『ヨーロッパ研究』第12号(2013年1月)に掲載されています。
ヒムラーの業務日誌については、2016年に1938年、1943年、1944年の史料が発見されたとの報道がありましたね。以下の記事をどうぞ。