浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

第一次世界大戦後の帰属をめぐる東西プロイセン地域での住民投票――ドイツ連邦文書館ウェブサイトより

 ドイツ連邦文書館のウェブサイトには、「ヴァイマル共和国――最初のドイツ民主政」と題した、同文書館所蔵の関連資料についての特集ページが作成されています。

 

 

 そこに100年前の1920年7月11日に行われた東プロイセンおよび西プロイセンの一部地域で行われた帰属を決める住民投票を紹介するページがあります。

 

 

 1919年6月28日に締結されたヴェルサイユ講和条約にしたがって、ドイツは「ポーランド回廊」と呼ばれた西プロイセン州の大部分とほぼすべてのポーゼンの領土、東プロイセンの一部地域、ヒンターポンメルンが喪失しました。その一方、東西プロイセンの一部について、住民投票によって帰属を決めることになりました。

 このページには、ドイツへの帰属を訴えた当時の色つきのポスターもアップされています。

 さらに、ドイツ連邦文書館所蔵のデジタル化された、以下の関連史料へのリンクも貼られていました。ただ、ここでの直リンクは避けておきます。

 

  • Direktlink zum digitalisierten Aktenband R 43 I/379 mit Unterlagen zu der Volksabstimmung in Westpreußen 1920

 

 関連する研究として以下の文献を挙げておきます。