浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

ナチ・ドイツ「全国収穫感謝祭」の過去を記録するビュッケベルク記録・学習施設について

 2021年11月25日、北ドイツ放送(NDR, Norddeutscher Rundfunk)のウェブサイトに、ナチ・ドイツの「全国収穫感謝祭(Reichserntedankfest)」(あるいは「帝国収穫感謝祭」)の地となったハーメルンのビュッケベルク(Bückeberg)に、記録・学習祈念施設の設立についての記事が掲載されました。リンク先はこちらです。

 

 

 同地では、1933年から1937年まで毎年、大衆動員のための「収穫感謝祭」が開催されました。その目的は、ナチ体制がかつてドイツの人びとに不誠実なプロパガンダで人種主義的な「民族共同体(Volksgemeinschaft)」を誓っていたことを示すことにあると指摘されています。この施設の説明によれば、この「収穫感謝祭」はナチの最大規模の大衆向けの催しであり、当時100万人もの人びとを動員しました。

 アルベルト・シュペーアがヨーゼフ・ゲッベルス宣伝相の着想にしたがい、自然の舞台装置を設計しました。そこには、ヒトラーが舞台に上がるための「総統の道(Führerweg)」が設けられ、いまでも見ることができるそうです。

 この施設の建設にあたっては、長年にわたる自治体との論争があったそうで、それに関しては、こちらの記事をご覧ください。

 

 

 この施設のウェブサイトはこちら。

 

 

 この施設による「全国収穫感謝祭」についての説明はこちら。

 

 

 このテーマについて、日本語では以下の研究もありますね。