浅田進史研究室/歴史学

研究・教育・学会活動ノート

イェナ大学ジェンダー史講座の抹消をめぐって――nd紙より

 2022年9月26日、ドイツ語圏の左派系オンライン紙 nd に、イェナ大学のジェンダー史教授職が、デジタル人文学に置き換えられる予定となった経緯を探るインタビュー記事が掲載されました。タイトルは「大学政策――巻き添えとしてのジェンダー研究」です。

 

 

 インタビューを受けたのは、現在、同大学でジェンダー史講座担当教授ギーゼラ・メッテレさんです。インタビューの冒頭で、この講座の置き換えによって、事実上、ジェンダー史の教授職は取り消しとなるのか、と尋ねられたメッテレさんは、そのとおりと答えています。彼女は、2010年以降、同大学でその教授職に就いています。

 また、メッテルさんが理事についている「女性・ジェンダー史研究ワーキンググループ」は、2022年8月にこの取り消しに抗議する公開書簡を公表しています。

 公開書簡はこちらよりどうぞ。

 

 

【2022年12月28日追記】

 2022年11月23日、taz紙にこの問題についての報道記事が掲載されました。